皆さんは地震や豪雨、大雪などの自然災害にどのように備えていますか？「水や食料や非常用トイレなどの防災備蓄をしてあるから防災の備えは終了！」と思ってはいませんか？実は最も身近にあるスマートフォンも立派な防災用品なんです。連絡・情報収集の手段だけでなく、ライトやメモ、地図なども搭載できる最強の防災アイテムなんです。
しかし災害直後はインターネットが途絶えて、通信ができない環境になることも想定されます。そうなってはスマートフォンでも役に立たなくなってしまうのでしょうか？
そんなことはありません。例えオフラインであってもダウンロードしておけば使う事ができるアプリもたくさんあります。
そこで今回は、皆さんのスマートフォンをさらに役に立つ防災アイテムに進化させてくれるアプリやサイトをご紹介します。
Google Map(スマホアプリ)
Google Mapはあらかじめ地図をダウンロードしておくとオフラインの状況下でもナビゲーションを使う事ができるのです。なので、自宅から職場や学校までの地図をダウンロードしておくことをお勧めします。
また、帰宅困難になった際に安全に帰宅する事ができるように、Google Mapのストリートビュー機能を使って徒歩帰宅おシミュレーションをしてみるものお勧めです。その際、ハザードマップを見ながら水害想定地域を避けて避難する経路や避難場所があるかも確認して、避難経路を設定してみましょう。
特務機関NERV防災(スマホアプリ)
「特務機関NERV防災アプリ」は、災害時に迅速な判断・行動を支援する多機能な防災アプリです。
このアプリはインターネット環境が必要になるので、発災直後のまだインターネット環境が使用可能な時、または復旧してからの利用になりますが、さまざまな機能や情報にアクセスする事ができます。
特務機関NERV防災の機能
リアルタイムの防災気象情報提供
- 地震・津波・噴火の特別警報速報
- 大雨による土砂・洪水・浸水等の水害危険度情報
- 利用者の現在地や登録地点に基づいた情報配信
アラームの設定をONにしておくことで、地震発生時などの緊急アラートを受ける事ができますよ！
高度な地図機能
- 雨雲レーダー、強震モニタ、台風情報など9種類のレイヤー表示
- 「キキクル(危険度分布)」による水害リスク表示
- 「強震モニタ」による地震情報の速報性と正確性の向上
自分のいる地域の周辺の気象情報などをいち早く知ることができます。「キキクル」は気象庁が提供しており、地図上に水害の発生想定地域を示すこともできるので、一度ご自宅や職場周辺を検索してみてください！
他にも
- 災害種別ごと、警報エリアや震度に応じた通知設定
- 視覚障害や読字障害の人向けの音声読み上げ機能
- 天気予報やアメダス実況値の提供
などの便利な機能も搭載しています。
防災ポータル(インターネットサイト)
防災ポータルとは、国土交通省が提供しているサービスです。国土交通省、関係機関、地方公共団体などの災害に関する様々な情報を１箇所に集めています。平常時と災害時の迅速な対応のために役立つ情報を提供する総合的なウェブサイトです。
防災ポータルでは以下のことができます。
平常時の機能
- ハザードマップの確認：想定される被害状況や地域のリスクを地図上で確認できます。
- 防災知識の習得：災害の基礎知識や身を守るための情報を学べます。
- 多言語対応：英語、中国語、韓国語などの多言語で情報を提供しています。
災害時の機能
【リアルタイム情報】
- 被害状況のリアルタイム更新
- 気象情報、雨量、河川水位の確認
- 避難所の開設状況や混雑状況の確認
【交通・ライフライン情報】
- 公共交通機関の運行状況
- 道路交通情報、鉄道・航空各社の運行情報
- 電気・水道・ガス・通信などのライフライン状況
【安否確認】
- 災害用伝言サービスや安否情報検索サービスへのアクセス
【防災施設情報】
- 避難所や防災センターの基本情報、防災マップでの施設検索
【地域特有の情報】
- 都道府県や市区町村の防災ポータルへのリンク
防災ポータルは、スマートフォン対応により、国内外で容易に防災情報を入手できるツールとなっています。災害時だけでなく、日常的に防災に関する情報を確認し、備えることができる重要なプラットフォームです。
ライフラインの状況を確認できるのは発災後の在宅避難や避難所生活で最も知りたい情報のうちの一つなので、防災ポータルは覚えておきましょう。
まとめ
今回は、防災に役立つアプリとサイトを紹介しました。
災害の直後には誤った情報やフェイクニュースなども多く発信されるので、正しい情報を得るために信頼できる機関からの一次情報を参照したり、複数の情報源を確認する事が必要です。
引用：
国土交通省 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201806/1.html
特務機関NERV防災アプリ
