皆さんは自宅に非常食を備蓄していますか。
大地震が発生した時は自宅だけでなく、お店も同じく被災しています。商品を販売できる状況ではありません。そんな時、家に何も食べるものがなかったら、健康被害にもつながります。
備蓄食は地震の時だけでなく、台風や感染症の流行などでスーパーなどが閉まっている場合も同じく、私たちの命をつないでくれるのです。平時の今こそ、備えておくことをおすすめします。
とは言っても何を買えばいいのか?
真っ先に思いつくのは、お湯を入れるだけで作れる「缶詰」「アルファ化米」「水」ではないでしょうか。
今回はそんな中でも特に備蓄しておくべきものを紹介します。
備蓄しておくべき食糧は被災生活で不足しがちな栄養に注目しよう!
缶詰:鯖缶・いわし缶など
魚の缶詰にはタンパク質をはじめとした多くの栄養素が含まれています。アルファ化米との相性もバッチリなので備えておきたいですね。

鯖缶の主な栄養素のリスト
- ビタミンD: 100gあたり約11.0μg。骨の健康に重要です。
- ビタミンE: 6.4mg。抗酸化作用があります。
- ビタミンB群:
- ビタミンB1: 0.3mg
- ビタミンB2: 0.8mg
- ナイアシン: 16mg
- ビタミンB6: 0.72mg
- ビタミンB12: 24μg
- 葉酸: 24μg
- パントテン酸: 1.1mg12
- ミネラル:
- カルシウム: 520mg(水煮缶)、300mg(一般的な値)。骨の形成に重要です。
- リン: 380mg
- 鉄: 3.2mg
- 亜鉛: 3.4mg
- 銅: 0.28mg
- マンガン: 0.04mg1
- 脂肪酸:
- DHA(ドコサヘキサエン酸): 100gあたり約1300mg。脳の健康に寄与します。
- EPA(イコサペンタエン酸): 100gあたり約930mg。血管の健康に効果があります。
- たんぱく質: 100gあたり約20.9g。筋肉の形成に必要な栄養素です。
ポイント!
プルトップ付きがいいです。缶切りがないと開けられないものは色々と面倒なので。。。
そして盲点なのが、食べ終わった缶を保管しておく場合は匂いがキツい事です。
水が貴重な環境では、缶詰の食品は洗って捨てる事ができません。
ストレスフリーな環境のためには「BOSの防臭袋」がおすすめです!
缶詰 フルーツ缶詰

これは必ず買っておきたいものです。
被災者の多くは、避難所生活で果物が食べたいと語っていたそうです。支援物資の多くは保存のできるカロリーを重視した炭水化物が多く、果物のような生鮮食品はなかなか手に入らないそうです。
また、甘いシロップに入っている果物は小さいお子さんのおやつやデザートにも最適で、ストレスのかかる環境でのリフレッシュになる事間違いありません。是非、まだ用意していない方は備蓄に加えてみてください。
レトルト食品・パウチ食品 (カレー・おしるこ など)

パウチに入っているカレーなどは加熱殺菌処理されているので、湯煎やレンジで加熱しなくてものそのまま食べる事ができます。カレーのような食べ慣れた味の濃い食べ物は避難所生活でも心身ともに活力を与えてくれます。
パウチに入っている「おしるこ」もおすすめですよ。お餅と一緒に備えておくと完璧ですね。
注意!
カレーのように匂いがするものは避難所では周囲が気になって食べにくいこともあるので在宅避難や車内で食事するといいかもしれません。大勢で避難している空間では匂いの少ないものがよいでしょう。
まとめ
今回は、備蓄食のメニューにおすすめなものを紹介しました。被災生活で健康被害のリスクを減らして無事に乗り越えるためにはバランスの良い食事が不可欠です。
どこかで地震が発生した直後は全国的に品薄や値上がりの傾向があるので、平時から備えておきましょう。
