生活の質

防災もおしゃれもあきらめない。フェイクグリーンが今注目される理由

「部屋のインテリアにはこだわりたいけど、防災もちゃんとしておきたい」――そんな想いを抱えている方におすすめしたいのが、フェイクグリーンです。

フェイクグリーンとは、観葉植物をリアルに再現した人工グリーンのこと。最近では見た目も本物そっくりで、ぱっと見ただけではフェイクと気づかないほどクオリティが高く、インテリア雑貨として人気が高まっています。

しかしこのフェイクグリーン、実は防災の観点からも非常に優秀なアイテムなのです。

フェイクグリーンが防災に向いている4つの理由

① 軽くて安全、倒れても安心

災害時に家具や物が倒れると、ケガや避難の妨げになることがあります。本物の観葉植物は土や水が入った鉢で重く、倒れると床が汚れたり、足を取られたりするリスクがあります。

その点、フェイクグリーンはとても軽量で割れにくく、ケガのリスクが低いのがポイント。小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して飾れます。

② 避難の妨げにならない

フェイクグリーンは土や水がないのでこぼれる心配がなく、掃除の手間も最小限。吊り下げ型や壁掛けタイプなど、省スペースで設置できるデザインも多く、狭い空間にも馴染みます。

避難経路となる通路や玄関周辺でも邪魔にならず、防災上のリスクが非常に低いのが魅力です。

③ 枯れないから、水が貴重な被災時も安心

被災時には、水はとても貴重な資源です。飲料水や生活用水としての確保が最優先され、観葉植物に水やりをする余裕など当然ありません。

フェイクグリーンなら水やりの必要がないので、日常の手間もなく、災害時にも維持の心配がゼロ。災害用の飲料水や備蓄水を無駄にせず、本当に必要な用途に回すことができます。

④ 心を落ち着かせる“癒し”としての効果

グリーンの色や植物のかたちは、人の心を落ち着かせ、ストレスを和らげる効果があるといわれています。災害時は精神的にも不安定になりやすいため、目に優しくリラックスできる空間づくりは、実はとても重要です。

フェイクグリーンを部屋に取り入れておくことで、非常時にもほっとできる安心感を演出できます。

防災は「日常に溶け込む」ことが大事

防災グッズというと、災害時に使えるお役立ちアイテムというイメージか強いですが、日常にあるものを安全なものにすることも大事な防災の考え方なんです。

その点フェイクグリーンなら、ふだんはおしゃれなインテリアとして楽しめて、災害時にも安心という、一石二鳥の優秀アイテムです。

また、お部屋に植物があるだけで「空間が明るくなる」「おうち時間が楽しくなる」と感じる方も多く、防災意識を高めるきっかけとしてもぴったりです。

おすすめのフェイクグリーンをチェック!

防災を意識するなら、以下のようなタイプがおすすめです。

  • ✅ 吊り下げ式フェイクグリーン:床スペースを取らず、避難の妨げにならない
  • ✅ ライト付きグリーン:停電時にも活躍できるLEDライト搭載モデル
  • ✅ コンパクト設計の卓上タイプ:寝室や玄関にも置きやすく、移動も簡単

これらは、防災グッズとしての実用性もありつつ、インテリアとしても映えるアイテム。

まとめ:インテリアで“そなえる”新しい防災スタイル

防災をもっと身近に、もっとおしゃれに――そんな願いを叶えてくれるのがフェイクグリーンです。インテリアに馴染むだけでなく、災害時にも頼れる存在になるなんて、一石二鳥ですよね。

「防災=特別なこと」ではなく、「防災=日常の中にあるもの」へ。あなたも、まずはお部屋のひと角から、“見せる防災”を始めてみませんか?