夏の夜、ぐっすり眠れていますか？
「布団に入っても汗だくで寝つけない…」「夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れがとれていない」
──そんな悩み、夏になると急増します。
特にここ数年の猛暑で、夜間の室温が下がりきらず、寝苦しさが続く日が多くなりました。
じつはこの「寝苦しさ」は単なる不快感だけでなく、熱中症のリスクとも関係しています。
「熱中症って日中に外で起こるものじゃないの？」と思いがちですが、
就寝中の熱中症は、高齢者や子どもだけでなく、若い世代にも増えているのです。
そこで今回は、「暑くて眠れない夜」を快適に変える、冷感寝具と睡眠時の熱中症対策についてご紹介します。
睡眠中の熱中症って、どうして起こるの？
私たちの体は、寝ている間も汗をかいて体温調整をしています。
夏場は1晩で500ml以上の汗をかくこともあり、寝ているだけで脱水状態になることも。
さらに、寝室の温度や湿度が高い状態だと、体の熱がうまく外に逃げずに体内にこもってしまい、
気づかないうちに熱中症が進行する可能性があります。
こんな症状があれば要注意：
- 朝起きてから頭がぼーっとする、頭痛がする
- 倦怠感や吐き気を感じる
- 異常な寝汗や寝苦しさで何度も起きる
とくにエアコンを切って寝ている方や、乳幼児・高齢者がいる家庭では予防がとても大切です。
タイマーの落とし穴？夏の夜にエアコンを止める危険性
夏の夜、電気代や体の冷えすぎを心配して、エアコンを「タイマー設定」にして寝る方は多いですよね。ところが、タイマーが切れた深夜から明け方にかけて、室温や湿度が急上昇し、睡眠中の熱中症リスクが高まる恐れがあります。
人は寝ている間にコップ1杯分以上の汗をかきますが、エアコンが止まると汗が蒸発しにくくなり、体内に熱がこもったままになることも。とくに高齢者や子ども、持病のある方は自律神経による体温調節が難しく、知らぬ間に脱水や軽度の熱中症を引き起こしてしまう可能性もあるのです。
安全かつ快適に眠るためには、冷感寝具と併用しながら、エアコンは弱め設定で朝までつけっぱなしにするのがおすすめ。節電と健康を両立しながら、ぐっすり眠れる環境を整えましょう。
快眠のカギは「体温コントロール」
人は、体温がゆるやかに下がることで眠気を感じ、自然な入眠に入ると言われています。
ところが、部屋の温度が高かったり、寝具が熱をこもらせていると、体がうまくクールダウンできず、寝つきが悪くなります。
また、眠れても深い眠り（ノンレム睡眠）に入れないため、朝起きてもぐったり…。
そんな悩みを解消してくれるのが、今話題の「冷感寝具」。
体温を快適に保ち、眠りやすい環境を整えるサポートアイテムとして注目されています。
冷感寝具とは？どんな効果があるの？
冷感寝具とは、表面に接触冷感素材を使い、肌に触れたときに「ひんやり」と感じられる寝具のこと。
種類によって、冷たさの強さや持続時間などが異なりますが、代表的なものには次のようなタイプがあります。
● 冷感敷きパッド
敷布団やマットレスの上に敷くだけで、体が触れる面がひんやり。
体全体を包み込むように冷やすことができるため、寝つきやすくなるだけでなく、寝返りをうっても快適さが続きます。
● 冷感まくら・ジェルまくら
頭や首元の熱は睡眠の質に大きく関係しています。
火照った頭をクールダウンさせることで、自然な入眠と深い眠りをサポート。
ジェルタイプは冷凍庫で冷やして繰り返し使えるので経済的です。
● アイスノン系の冷却グッズ
首に巻くタイプや、頭に乗せるタイプなど、即効性のある冷却効果が魅力。
冷感寝具と併用することで、より高い冷却効果が期待できます。
冷房との上手な併用で「節電 × 快眠」
「冷感寝具があるなら、冷房はいらないの？」という声もありますが、
おすすめは「冷房 × 冷感寝具」の併用です。
冷房だけに頼ると、冷えすぎによる不調や電気代が気になるところ。
冷感寝具があれば、エアコンの設定温度を1〜2℃高めにできるため、
体にもお財布にもやさしい快適な環境がつくれます。
さらに、冷風が直接体に当たらないように風向きやタイマーを調整することで、睡眠の質がさらにアップ。
【おすすめアイテム紹介】暑くて眠れない夜に効く！快眠サポートアイテム！
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まとめ：寝苦しさを卒業して、夏を元気に乗り越えよう！
夏の夜、寝苦しさに悩まされている方は少なくありません。
しかしそのまま放置すると、寝不足や睡眠中の熱中症につながることも。
冷感寝具は、「暑くて眠れない」「寝汗がすごい」「起きると体がだるい」といった悩みをやさしく解決してくれる心強い味方です。
エアコンとの上手な併用で、体調を整えながら節電もできるので、まさに今の時代にぴったり。
この夏は、ひんやり快適な寝具とともに、ぐっすり眠って毎日を元気に過ごしませんか？
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