防災

必須の在宅備蓄:衛生編①

避難生活では普段当たり前にできることができなくなります。

入浴はもちろん、洗濯をすることもできなくなるでしょう。そうすると同じ下着を着用し続けることを強いられることとなり、衛生面からも予期せぬ感染症や肌トラブルに悩まされることも考えられます。

そこで、今回は忘れがちな備え「使い捨ての下着」の重要性について紹介します。

使い捨て下着の重要性

防災備蓄品の中でも、かなり重要なのに忘れられがちなもの、それは使い捨ての下着です。

言うまでもなく災害時は、水が非常に貴重です。

備蓄のペットボトル水、給水車からの水はまず飲み水に使われるでしょう。また、それ以外の用途として、例えば「手を洗いたい」「体を清潔に保つために濡れタオルを作りたい」「湯煎で食材を加熱したい」など水を使いたい状況は多くあると思われます。そうなると、優先順位的にも、洗濯までは到底まかないきれないでしょう。

だからこそ、「水の負担の分散」という考えが必要になってきます。

「使い捨ての下着」は、節水と衛生面の両方を解決してくれる、とても優秀なアイテムなんです。

不衛生では感染症のリスクやストレス溜まり、心身に悪影響となります。被災生活ではこのようなリスクを少しでも減らす努力が重要です。

どんなものを選べばいい?

品質と価格のバランスが良いものです。

不織布製の薄い紙パンツのようなものはあまりおすすめしません。ゴワゴワした紙一枚でできたものは、安くて大量に入っているのでコストパフォーマンスは良いのですが、肌触りや吸湿性・通気性が悪くストレスになります。

ストレスの溜まりやすい環境だからこそ、そこにはこだわって欲しいんです。とは言ってもそんなに高価なものを買う必要はないと思います。あくまで非常用なので、日常で使用している下着よりもやや品質は劣るけれど紙パンツよりはいい、ぐらいのものがおすすめです。

具体的に、私が持っているものは、

Amazonや楽天市場で販売しているものです。ネットショップでは似たようなものが多くあるので以下のポイントに注意してご自分に合ったものを探してみてください。

  • 綿100%
  • 個包装で5〜10枚入り
  • ¥1,500程度

実際の使用感として、生地自体は普段着用しているものほどの厚みや強度はないですが、ほぼストレスなく過ごすことがきでました。

他にも、GUの男性用ボクサーパンツであれば¥390で購入することができることもあるので、検討してもいいかもしれません。備蓄用としては少し割高になりますが。

まとめ

というわけで、今回は、「使い捨て下着」の重要性について紹介しました。平時では忘れがちな避難生活での衛生面だからこそ、想像力をフル活用して備えましょう。南海トラフ地震では甚大な被害が予想されています。ライフラインが完全にストップしてしまうでしょう。そのような事態が起きても清潔な環境を確保できるように備えるだけで余計なストレスを大幅に和らげることができるはずです。