防災

今こそすべき、防災家族会議!

この30年以内に南海トラフ地震が発生すると言われてますが、その地震が発生した時、家族全員が同じ場所にいるとは限りません。

親が仕事に出掛けていて、子供が学校にいる時に地震が発生することもあれば、自分以外の家族が外出中で自分が在宅中に地震が起こることもあります。

地震はどこにいても発生しうる自然災害です。

職場や学校で地震が発生した時、どうすればいいのか、パニックにならないためにも、ご家族と次のことを決めておくことをおすすめします。

  • 連絡手段を確保すること
  • 連絡手段が途絶えても、ちゃんと家族の元へ帰る事がきること
  • 自宅を安全地帯にすること

これらは非常に大切です。

そこで、今回は、家族で上記のことを話し合う機会をもつための「防災家族会議」について紹介します。

災害伝言ダイヤルの使用方法を 家族全員で確認

災害用伝言ダイヤルとは

災害用伝言ダイヤルとは、日本国内で大規模な災害が発生した際に無料で使えるサービスです。

電話を利用して、音声による伝言を録音・確認できるシステムです。災害時には被災地への通話が急増します。そこで、電話がつながりにくくなる状況を緩和するため、安否確認や情報伝達を支援するためのメッセージ預かり機能なのです。

使用方法

伝言の録音方法(被災者が安否を録音)

①「171」に電話をかける。

加入電話、公衆電話、携帯電話、スマートフォンなどから171にダイヤルします。

②ガイダンスに従う。録音するには「1」を押します。

③電話番号を入力。 被災地の人の電話番号(市外局番から)を入力します。スマホの番号でもOK。

④録音開始: ガイダンスに従い、録音開始合図音(ピッ!)が流れたら、30秒以内で伝言を録音します。録音終了後は「9」を押します。

伝言の再生方法(被災者のメッセージを確認する)

①「171」に電話をかける。

加入電話、公衆電話、携帯電話、スマートフォンなどから171にダイヤルします。

②ガイダンスに従う。再生するには「2」を押します。

③電話番号を入力。被災地の人の電話番号(市外局番から)を入力します。スマホの番号でもOK。

④再生: ガイダンスに従い、録音された伝言が再生されます。伝言を繰り返す場合は「8」を、次の伝言に移る場合は「9」を押します。

ポイント

災害用伝言ダイヤルが使えない場合に備えて、事前に家族で連絡取れない時の為の集合場所、時刻、連絡手段の共有(「連絡とれなかったら、何時から何時に避難所のどこにいる」という決まりを作るなど)を話し合っておきましょう。万が一、携帯電話や公衆電話が使用不能な場合でも安心です。

大規模災害が発生した際に利用可能になるのですが、以下の体験利用日にも運用されています。

毎月1日、15日

正月三が日(1月1日~3日)

防災とボランティア週間(1月15日~21日)

防災週間(8月30日~9月5日)

注意

利用可能な電話番号、伝言を録音できるのは被災地の電話番号のみです。

ハザードマップを確認

地震はいつ起こるかわかりません。職場で仕事をしている時かもしれないし、学校で授業を受けている時かもしれませ。

出先で被災しても安全に帰宅する事ができるように、

職場から自宅や学校から自宅までの徒歩帰宅経路の確認しておきましょう。

徒歩帰宅の経路確認をする際、ハザードマップを照らし合わせて安全な経路を確認しておきましょう。

おすすめの方法はGoogle Mapのストリートビューを使ってバーチャル帰宅をすることです。ご家族みんなでやると楽しい家族時間が防災教育にもなる、ゲーム性を持たせて防災教育できる一石二鳥ですよ。

この時に、以前の記事でしょうかいした「Get Home Bag」が役に立つのです!

自宅の危険な所を点検

自宅で一人の時に地震が起こることもあるでしょう。

もし一人で家具の下敷きになったら、、、。

何かが飛んできてケガをしたら、、、。

助けてくれるひとが外出していたら、、、。

想像しただけで、大変なことになってしまう事がわかります。

皆さんが普段家族でくつろぐ家だからこそ、そこは安全地帯でなければいけません。

今一度、ご家族皆さんで、家の危険箇所の点検をしてはいかがでしょうか。

ポイント

以前の記事で述べた通り、何よりもまずは自宅の家具固定です。(防災バック、防災備蓄よりも先に家具固定を。発災中に死んだら防災バッグも意味がありません。まずは死なないことを優先しましょう。)

まとめ

今回は防災家族会議について紹介しました。

家族で防災について話すことで、いざという時に家族の命を守ることにつながります。そして日々の安心安全の暮らしの基礎になります。

話し合う内容は以下を参考に、さらに深掘りして見てください。

  • 災害伝言ダイヤルの活用
  • ハザードマップを見ながら徒歩帰宅ルートの確認
  • 大型家具の固定

これを機に、家族時間を大切にしつつ、防災意識の向上を図りましょう!

参考:NTT西日本 https://www.ntt-west.co.jp/dengon/